創世記第50章19節~21節(旧93頁)
エフェソの信徒への手紙第4章13節~16節(新356頁)
教会における成長と一致が語られています。まず、教会の目標は「キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長する」ことであり、これは個々の信仰者が成長することだけでなく、信仰と知識において一致することを意味しています。信仰の一致とは、イエス・キリストが救い主であるという信仰を共有することであり、知識の一致とは、信仰的体験を通じて経験的に得られる知恵を共有することです。信仰と知識の一致によって、教会は成長します。
成熟した人は、風に翻弄される未熟な者とは異なり、悪意ある教えや気まぐれな言葉に惑わされません。キリスト者は「愛に根ざして真理を語る」ことによって、キリストに向かって成長します。キリストの愛と真理を証ししながら、真理そのものであるキリストを目指すのです。
わたしたちはキリストと結びつき、互いに補い合いながら成長します。各部分は異なる賜物や役割を持ちながらも、キリストの体として一つに結ばれているため、全体が成長し続けることができます。キリストが教会に成長する力を与えてくださるからです。
教会はこのようにして、一致した信仰と愛によってキリストに向かって成長し、成熟した共同体となっていきます。自分の力努力によるのではなく、頭であるキリストの力によって成長するのです。なぜなら、この成長と成熟は神さまの計画だからです。